「転職のやり方がわからない…」「どうやって転職すればいい?」
こんな疑問にお答えします。
今後のキャリアに悩むあなたにとって、利用できる転職サービスが沢山ある時代。
いま、転職のやり方は6種類あります。
あなたが失敗しないための転職の注意点や流れ、スケジュール、転職活動のやり方を網羅的に解説します。
失敗しない転職の流れ

まず、転職は非常に体力を使います。そんな中で失敗してしまっては絶望しかありません。
転職を始めようと考える今、こう思っているはずです。
「もっと良い環境の職場に移りたい」と。
それは給料面でしょうか。あるいは人間関係?仕事内容かもしれませんし、場所かもしれませんね。北海道なんて最高ですし、「海外で働きたい!」なんて人もいるかもしれません。
全員に共通するのは、「転職のための転職ではない」ということ。ここを間違えると今よりも残念な職場に行ってしまったり、仕事選びの軸がブレます。
まずはそのマインドを維持するための「基本的な前準備」についてお伝えしましょう。
転職先は、仕事を辞める前に決めるべき

転職活動のセオリーは、今の仕事を辞める前に転職先を決めること。
転職したことのある方ほぼ全員がこの感想になるのでは?と思います。理由は以下の3点。
- 辞めてから転職活動するとめっちゃ焦る
- 良い求人と出会えるかは運しだい
- 最悪そのまま働ける
先に今の仕事を辞めてしまうと、もう後戻りできません。「絶対に決めなきゃ!」と焦った結果、ろくでもない会社に転職する確率が上がってしまいます。
良い企業が求人を出すかどうかは運しだいであり、もしかすると明日出るかもしれないし、3か月後に出るかもしれません。
それなのに思い切って辞めてしまうと、当初の目的の「良い環境に移る」を達成しづらくなります。わざわざ自分からそんな背水の陣に飛び込む必要はありません。
「ただ仕事を変えるだけ」の転職は本末転倒ですので、基本的に在籍中に転職活動を始めましょう。
「良い環境に移りたい」が目的であれば、辞めるのは次の仕事を決めたあと。これは基本です。
転職のスケジュールの目安

転職の基本的な流れ、スケジュールは以下の通りです。
- 転職する目的を決める(自己分析)
- 仕事を探し始める
(場合によりスクールへ通う) - 数社に応募して選考を受ける
- 採用された会社への入社を決める
- 今の会社に退職を申し出る
- 退社日と入社日を決定する
- 今の会社で引継ぎを済ませる
- 今の会社を退社
- 次の会社に入社
やることが沢山ありそうですが、難易度が高いのは①~③のみです。
上記の全工程を3か月~半年間程度で完了する事が理想です。
あまりに長くなりすぎると、モチベーションが下がってしまう可能性があります。
ちなみに④以降は転職を決めた後の話です。別の記事でも詳しく解説していますので、当記事ではあくまで「転職活動のやり方」として、上記スケジュールで言えば①~③のフェーズをピックアップして解説します。
④以降の流れを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
<関連記事>転職先を決めた後の仕事の辞め方はこちら

転職する目的を決める(自己分析)

転職に失敗する人に共通することとして、「自分が転職する目的がはっきりしていない」ことが挙げられます。
自分がなぜ転職したいと思って、転職先に何を求めているのか。
簡単に言えばこれだけなのですが、これがフラフラすると「あ、これいいな。これもいいな」と何となく求人を選ぶことになります。結果的に志望動機もフラフラすることで面接にも落ち続け、最終的に「もうここでいいか…」と意味の無い転職をすることになります。
というわけで、もし目的がフラフラしているなら「自己分析」すべきです。
でも自己分析と聞くと、「えっめんどくさ…」と思いますよね。
これについては、パーソルグループが無料で提供しているMIIDAS(ミイダス)というツールが使えそうです。
全て無料で使えますので、MIIDASの中のコンピテンシー診断(適正診断)とパーソナリティ診断(性格診断)をやってみることをおすすめします。
- 自分が仕事に求めている事
- 自分が望む働き方
- 自分の性格
こんなことを言語化してくれますので、つまり志望動機、希望する職種、自分の長所・短所に対応させて面接で話せますし、仕事選びの軸にもできます。
MIIDAS(ミイダス)はいわゆる転職サイトで、機能の一部に上記のような診断サービスがあります。完全に無料ですので、後ほど必要あれば使ってみて下さい
転職する6種類のやり方

それでは実際に転職する方法を見ていきます。転職する方法は、大きく分けて6つ。
転職サイト | 自分で全部選びたい人 |
---|---|
転職エージェント | とりあえず手伝って欲しい人 |
退職代行 | もう我慢できない人 |
スクール | 未経験でやりたい仕事がある人 |
SNS | 自分に超自身がある人 |
コネ | 最強 |
一つずつ解説しますので、あなたに合ったサービスを探してみて下さい。
1.転職サイト

自分で検索して、働きたい会社があれば応募できるサービスです。有名どころだとリクナビNEXTとか
とらばーゆなど。転職活動はほぼ全員が使うことになるサービスです。
- 完全に無料
- 自分のペースで進められる
- 企業からのスカウトを受けられる
- 自分一人で進める必要がある
上でご紹介したMIIDAS(ミイダス)も同様ですが、登録しておけば企業からオファーがくるサービスもあります。とりあえず登録しておいて、たまたま良い企業からオファーがあった場合に応募するといった使い方もOK。一番の大手は
リクナビNEXTです。
2.転職エージェント

人材のプロが、あなたの仕事探しのお手伝いをしてくれるサービスです。リクルートエージェントや、
dodaが有名どころです。
- 無料で利用できる
- 転職の相談相手ができる
- 企業との条件交渉してくれる
- 履歴書の添削、面接訓練も可能
- 経験がなければ紹介企業が少ない
- 自分のペースで進めたい人には不向き
申し込み→エージェントのカウンセリング→あなたにあった求人の紹介やトレーニング→面接→内定
上記のような流れで、転職活動をサポートしてくれるサービスです。初心者は一度はカウンセリングしてもらうのがおすすめ。
自分一人でやろうとすると、あれもこれもいろいろな企業に目移りして、結果わけわからん会社に応募するなんてことも起こり得ます
それをしっかりとサポートしてくれるのが転職エージェント。完全に無料でアドバイスしてくれるなんて、転職初心者にとっては非常に心強い存在です。
話を聞いたとしても「応募しないとめっちゃ怒られる」とかそんな事はありませんので、話をきいて参考にするだけでもOK。
とりあえず選択肢として知っておいて下さい。
大手のリクルートエージェントや、
dodaは、基本的には仕事の経験がある人向けです。
経験が少ない人には、第二新卒エージェントneoなんてサービスもあります。20代限定ですが、当てはまる方はこれもおすすめです。
3.退職代行

退職手続きを完全にアウトソーシングできて、その上で転職サポートを受けられるサービスです。(※転職サポートの有無はサービスによります)
- 退職手続きを丸投げできる
- 状況に応じた転職エージェントを紹介してくれる
- 費用が掛かる
- 円満退社にはならない
「いや、仕事決めてから辞めろって言ったやん」って思ったあなた。素晴らしい記憶力をお持ちですね。
基本的にそうなのですが、「もう本当に辞めないと体がもたない」といったどうしようもない状況の方もいて、そういった方に関しては辞めてから始めるのも致し方ないのか?と思っています。
そんな方が、「辞め方が分からない」とか、「辞めるって言ったら殴られそう」とか、何か問題がある場合に使って欲しいのが退職代行です。
転職支援があるのは、退職代行SARABA(サラバ)や男の退職代行、わたしNEXT
などです。
退職代行については、以下の記事もご覧ください。

4.就職トレーニング

特定の技能を身につけるためのスクールのようなサービスがあります。プログラミングスクールなどが主流なのですが、有名どころだとエンジニア養成スクールのテックキャンプとかです。
- 自分の頑張りに比例して転職成功確率があがる
- 未経験から好きな業界の就職を目指せる
- 通いのスクールなら仲間ができる
- 費用が高額の場合がある
- それで就職できる確率は100%ではない
例えば上でご紹介したテックキャンプだと、「とにかく転職できるまでサポートする」という体制があったり、そもそも600時間のエンジニアとしてのスクーリングがあったり、「努力して実力をつけて転職する」ということをワンストップでサポートしてくれるサービスです。
もし行きたい業界がIT関係であれば、めちゃくちゃ良いサービスだなと思います。
5.SNS

スタートアップ企業などが稀にSNSで募集していることがあります。
- 珍しい職に出会える可能性がある
- 通常の面接フローではなく、話が早くすすむ傾向
- まともな職場か、自分で見極めが必要
- トラブルがあっても自己責任
SNS転職、スタンダードになっていくんでしょうか。正直怪しい企業もたくさんあると思うので、初心者にはあまりお勧めできない方法です。
6.コネ

知り合いのツテで入社する
- 面接というより面談で決まる事が多い
- 条件面なども交渉しやすい
- 職場環境などを事前に確認しやすい
- トラブルがあれば紹介者の顔を潰す
- 合わなかったとき辞めづらい
できるなら一番最強なのがコネ入社。
多分まったく疲れないし、入社時期とかも融通利かせてくれるだろうし、良い事づくめです。
でも、コネで面談受けて落ちたらお互いめちゃくちゃ気まずいという事だけは忘れずに。
あなたのタイプにあわせた転職方法の選び方

「結局どれを使えばいいのかわからん!」という声が聞こえてきそうですので、選び方をお伝えします。
ベーシックに転職したい方

「とにかく普通に転職したい!」という方は、以下の組み合わせで利用して下さい。
転職サイトでポチポチと求人の傾向を探しつつ、転職エージェントに相談して1から10まで教えてもらって進めましょう。
履歴書の書き方、職務経歴書の書き方、面接の受け答え、身だしなみ、等々。
転職エージェントは大手のリクルートエージェントか
dodaどちらかに登録。
転職サイトは、自己分析に使ったMIIDAS(ミイダス)と、
リクナビNEXTを見ておけばだいたいカバーできます。
未経験職に転職したい方

未経験の職業に転職したい方には、いくつかの選択肢があります。
まとまったお金(30万円程度)が用意できるのであれば、スクールに入ってしまうのが一番手っ取り早いです。技術自体も0から本気で教われますし、転職させるために必死で協力してくれます。
独学+SNSは、めちゃくちゃ若い頃ならいいかもしれませんが、とんでもない会社に引っかかる可能性もあります。
重々注意して活動して下さい。
とにかく辞めたくて何も考えたくない方

とにかく辞めたくて仕方がない場合は、せめて転職支援のある退職代行サービスを選んで下さい。
その退職代行サービス自体が転職サービスを持っているわけではありませんが、あなたにあった転職エージェントを紹介してくれます。
さきほどもご紹介した退職代行SARABA(サラバ)だと、27,000円ポッキリで手続き全部やってくれて、転職エージェントも紹介してくれます。
男の退職代行、わたしNEXT
は、退職費用自体はSARABAよりも少し上がりますが、紹介された転職エージェントを利用して転職に成功すると最大5万円のお祝い金がもらえるという謎にお得なサービスです。それぞれ男性、女性専用のサービスになっていますので、性別に合ったサービスを選びましょう。
https://taishoku-lab.com/8415
転職事情に精通している方

慣れている方はそもそもこんな記事見ないと思いますが、転職サイトやSNSだけで情報収集して転職すればOKです。
頑張ってください。
自分にあった転職のやり方を

転職の流れと、転職する方法を6つご紹介しました。
- 辞める前に次の仕事を決めよう
- 目的は明確にしよう
- 自分に合った転職方法を選ぼう
あなたに合った転職方法を探してみて下さい。
では、あなたも良い会社と出会える事を祈っています。
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