「仕事辞めたいけど、誰に相談すれば良いんだろう…」「本当に会社を辞めて大丈夫か不安だ」「転職できる気がしないから、誰かに相談したい」
仕事を辞めたいときに相談できる相手って、なかなかいないですよね。
僕が転職したときも、基本的には一人で決めました。でも、どうしても踏ん切りがつかない人もいるでしょう。(僕は踏ん切りがつくまで8年かかりました)
”踏ん切り”以前に、退職や転職に関して本当にわからないことがある人も多いはずです。
しかし、考えていてわかったことがあります。それは、相談する相手は目的別に選ぶべきだということです。勢いで誰彼構わず相談してしまうと、失敗に繋がりかねません。
というわけで、「仕事を辞めたいときに相談する先」と、「あなたにあった相談先の選び方」、さらに「相談すべきではない相手」をまとめました。ぜひ参考にして下さい。
あなたの退職が成功する事を祈ります。
仕事を辞めたいと思っている理由や背景

そもそも、何に悩んでいますか?
一口に「仕事を辞めたい」と悩んでいても、「いますぐ本気で辞めたい」「そこまでじゃないけど愚痴を聞いて欲しい」「転職先が決まれば辞めたい」と、いろいろな事情があります。
まずはそこを切り分けた上で、自分にあった相談先を選びましょう。
考えられる理由を5つに切り分けました。
- 転職先が決まれば辞めたい
- とにかく明日辞めたい
- 会社自体は良いけれど、部署を移りたい
- 普通に辞めたいけれど、辞める手続きがわからない
- まず愚痴を聞いて欲しい
転職先が決まれば辞めたい

一番堅実で、現実的な悩みです。大抵の人はこれでしょうか?
この場合の相談先は、「転職エージェント」あるいは、「ハローワーク」です。
転職エージェントは、平たく言えば「マンツーマンで転職に関する悩みを解決してくれるサービス」です。「辞めるべきかどうか」といった悩みにも具体的な解決方法を提示してくれますので、基本的にはココです。
ハローワークの「転職相談」でもマンツーマンで話ができます。ここは事前に予約する必要がないところがメリットではありますが、求人の質が良くないので、それほどおすすめできません。
ハローワークの求人はぶっちゃけヤバ目ですね。
あなたの状況に合わせて決めましょう。
本当に転職したい場合→転職エージェント
とりあえず相談したい場合→ハローワーク

とにかく明日辞めたい
「転職しなきゃいけないけど、今はそんなこと考えられない。とにかくもう嫌だ」
こんな人もいます。
その場合は、退職代行です。あなたに代わって退職手続きをしてくれるだけでなく、提携している転職エージェントを紹介してくれるサービスも多いです。ついでに転職の面倒まで見てもらえるということですね。
しばらく暮らせる蓄えがあったり、実家に帰れたり、頼る先があるなら良いでしょう。
普通に引継ぎして辞めれるならその方が良いですが、飛ぶくらいなら退職代行使った方がいろいろ安心です。
あと、LINEのオープンチャットなら似たようなシチュエーションのグループがあったりします。そういうところで一旦愚痴を吐き出すのもアリかもしれません。
即日辞めたい→退職代行
まず愚痴る→LINEオープンチャット

会社自体は良いけれど、部署を移りたい
「辞めたいっちゃ辞めたいけど、それは今の職場や仕事が嫌なだけであって、会社が嫌なわけではない。できれば残りたいけど、今の状況が続くならもうムリ。」
こんな少々複雑な悩みもあるでしょう。
この悩みに現実的な解決を求めるならば、相談する相手は間違いなく「あなたの上司」です。その上司が原因で移りたいのであれば、その更に上、あるいは横の上司に話すしかありません。
「そこまではしたくない…」という感じであれば、ぶっちゃけ辞めるしかないかもしれません。転職エージェントなら、その辺りも含めてカウンセリングしてくれます。
一旦相談したい→転職エージェント
イチかバチかギャンブル→上司
普通に辞めたいけれど、辞める手続きがわからない
基本的には、辞める前に転職先を探すべきです。今の会社を辞めてから次の仕事を探すとなると、めちゃくちゃ焦って変な会社に決めてしまったりします。
スマートに辞めていきましょう。
相談するなら→転職エージェント

まず愚痴を聞いて欲しい
ただ話を聞いて欲しいだけなら、家族や友達相手がベストです。
とはいえ、「どうすればいいかわからないから全部誰かに決めて欲しい」なんて人任せにするのだけはやめましょう。
最終的にどうするかは自分で決めるべきです。
もしも誰かに従って後悔する結果になったとき、「あのときああ言われたから」なんて人のせいにしてしまいます。あとは逃げの人生です。
自分の人生には、自分で責任とりましょう。
親身に聞いて欲しい→家族や友人
愚痴を吐き出せればいい→オープンチャット
仕事を辞めたいときの相談先

前提として、「占い」みたいなのに相談するくらいなら、ビジネスで転職や退職を扱っているサービスに相談した方が良いというのが僕の判断です。
「占い」とか「人生相談」みたいなサービスは、遊びでやるのは良いと思います。でも本当に悩んでるときにそれに頼ってしまったら「じゃあこの先の人生何か決めるときは全部その占い師に頼るの?」みたいな話になりますよね。
その占い師が仕事辞めたら、人生終わります。
というわけで、この先何十年も生きていくことを考えて、「あくまで自分の意志で解決するための力」を養えるよう、ロジカルに、あくまでビジネスとして話してくれる相談相手を選ぶべきです。
愚痴を話すだけなら家族や友達でOKです。
転職エージェント

転職エージェントに相談すると、マンツーマンで専属の担当がついて、転職についての一切合切の面倒を見てくれます。
というわけで、「自分が今の会社を辞めて、もっと条件の良いところに移れるだろうか?」というような相談ができます。問題解決のための相談をする相手としては、最も有効です。
履歴書、職務経歴書の書き方や、面接相談などもしてくれます。
料金は完全に無料。
リクルートエージェントや
dodaが最大手です。
専属の担当が付くのが強みでもあり、弱みでもあります。というのも、ついた担当によって相談の答えのクオリティが変わるからです。気に入らなかったらチェンジできますので、とりあえず求人数の多い大手のサービスを攻めるのが間違いありません。
退職代行

退職代行は、あなたに代わって退職の手続きをしてくれるサービスです。
弁護士、労働組合、その他と大きく3種類のサービスがあり、できる範囲や価格が変わります。
弁護士に相談したい人は、弁護士法人みやび。普通に明日辞めたい人は退職代行SARABA(サラバ)がおすすめです。
相談は無料。実際に退職に移る際に料金が発生します。
ハローワーク

ハローワークには、「職業相談」というサービスがあります。
転職エージェントと同じといえば同じで、「自分にはどんな仕事ができるんだろうか?」といった相談ができます。
しかし、ぶっちゃけおすすめできません。
というのも、ハローワークに出ている求人はかなりブラックが多いからです。
ただ、事前予約が必要ないことだけがメリットです。思い立った時にとりあえず一度話を聞いてもらうには良いかもですので、機会があれば利用してみて下さい。
料金は完全に無料です。
https://taishoku-lab.com/7892
上司

これは、基本的には「できれば会社には残りたいけれど、今の仕事や職場に満足していない。いざとなれば辞める」という状況の人に有効な相談相手です。
会社の状況と折り合いがつけば、部署異動などが叶う場合があります。
しかし、「いざとなれば辞める」の心意気が無い場合、その上司によっては非常に面倒なことになる可能性もある諸刃の剣です。
というのも、言葉をそのまま受け取る人もいれば、勝手に深読みしすぎる人もいるからです。場合によっては「あ、この子はそのうち辞めるだろうな」と見切りをつけられる可能性もあります。
「辞める前に相談してみる」くらいの気持ちで相談するならおすすめです。
家族や友達、恋人

正直、家族や友達に具体的なアクションや答えは期待するのはやめておきましょう。相談するのは、「とりあえず愚痴を聞いて欲しい」場合のみです。
「辞めた方がいい?」なんて相談しても、その通りに行動して失敗したら気まずいですよね。
問題解決は、プロに任せましょう。
LINEオープンチャット

LINEのオープンチャットなら、完全匿名で愚痴を吐き出せます。
例えば「仕事辞めたい人」みたいなオープングループがあり、そこで愚痴を吐き出す事ができます。
参考までに見てみましたが、いまのところ特に荒れたりもしておらず、居心地はよさそうです。(たまに変なビジネスを勧めだす人も混ざりますが)
みんな仕事辞めたい人同士なので、仕事を辞めたがっている他の人の状況を知れて良いかもですね。
でも、もちろん問題解決にはおすすめできません。ここで何かに誘われても、普通に考えてほぼ詐欺です。
あくまで愚痴を聞いてもらったり、聞いたりする場所として使いましょう。
相談したら多分失敗する相談先

おすすめの相談相手をお伝えしてきましたが、同時に「相談してはいけない相手」もいます。失敗しないようにお伝えしておきます。
同僚

同僚に相談するのは辞めましょう。どう転んでも良くないです。
「かったるいな。もう辞めちまおうか?」みたいな愚痴を話し合う程度なら良いかもしれませんが、具体的な退職相談はNGです。
上司に報告される可能性もありますし、いつのまにか噂が回って職場に居づらくなるかもしれません。
さらに、場合によっては相手のモチベーションまで下げて、あなただけの問題ではなくなるかもしれません。
会社の人に相談するなら、上司ですね。
取引先

なかなか無いケースだとは思いますが、取引先の人に相談するのもNGです。
ヘッドハンティングされたなら良いですが、そうでもないならヤバい人になります。
例えば仲の良い取引先の営業に「御社どうです?いやーなんか良いところあったら移りたいんですよね」みたいなことを言ったとします。
めっちゃ困りますよね。「えっこの人辞めんの?次の担当だれだろう、引継ぎめんどいな…」って思うだけです。あくまでビジネス相手ですからね。
どれだけ仲が良くても、取引先の人に相談するのだけはやめましょう。
占い師

「仕事を辞めるかどうか」を占い師に相談して解決してもらおうなんて考えるのはやめましょう
相談したところで、もちろんロジカルな答えは返ってきません。
とはいえ、悩んでるときには占いにすがりたくなる気持ちもわからんでもないです。それなら、せめて神社の祈祷にいってスッキリするとか、そういう手段を取った方が良いかもしれません。
弱ってるときは、人の意見に流されやすくなります。あなたのビジネスや状況について根掘り葉掘りきいた上でロジカルに今後の展望や仕事を教えてくれる占い師なら良いですが、それなら転職エージェントの方が効率良いです。
というわけで、弱っているときに占ってもらっても何の解決にもならないので、やめましょう。占いは遊びでやるべき。
自分の未来は、自分で決めましょう。それが気持ち良い生き方です。
仕事を辞めたいときは、相談する相手をきちんと選ぼう
仕事を辞めたいとき、相談するなら、きちんと問題を解決してくれる相手を選びましょう。
転職したいなら転職エージェント、本当に今日明日で辞めたいなら退職代行。
「愚痴を言いたい」というストレスが溜まっている問題を解決したいなら、家族や友達、オープンチャットなど。
相談先は明確に分かれています。
失敗しないように。
ぜひ、後悔の無い退職を。
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