働き方

仕事の人間関係に疲れた人へ。コツは「割り切り」と「問題の切り分け」です

「仕事の人間関係に疲れた…」「上司と話すのがストレス過ぎて辞めたい」「気にしない方がいいのはわかるけど、割り切って過ごせない…」

…仕事って大変ですよね。

僕は以前アパレル業界で店長・エリアマネージャー・人事と、本当にいろいろな人と関わる仕事をしていました。そのときの経験から、「人間関係の割り切り方」はある程度会得しています。

この記事では、「人間関係とは何か?」という話や「疲れないためのコツ」、「人間関係が原因で仕事を辞めるときの注意点」を解説します。

辞めるにしても、自分にとって良い選択を。

仕事の人間関係とは

仕事の人間関係とは

仕事と人間関係は切っても切れません。直接人と話さない仕事でも、上司や部下、取引先、ほか様々な人と関わります。その人間関係が悪ければ、仕事がスムーズに進まなかったり、無用なトラブルが起こるイメージですよね。

でも冷静に考えたら、それって本当に「人間関係」ですか?

大嫌いな上司がいたり、面倒な部下がいたりする人も多いかもしれません。でも、それって冷静に考えたら「人間関係」の陰になんかいろいろ隠れてませんか?

そんな話をしていきます。

「人間関係の悪さ」は、退職理由の多くを占める

「人間関係の悪さ」は、退職理由の多くを占める

2018年に、エンジャパンが退職者8,600名に「退職理由のアンケート」を取っています。複数回答可ではありますが、そこでは約30%が「人間関係」と回答しています。

多いと感じますか?意外と少ないでしょうか?

僕は「複数回答可にしては思ったより少ないな」と感じました。そんなアンケートに答えるような人はおそらく「問題の切り分け」ができているからでしょうか?

つまり人間関係の陰に隠れた、本質的な理由をきちんと棚卸できている人が多いということ。

ちなみに、人間関係が原因で仕事が嫌になった人は経験上バックレやすいように感じます。もしバックレを検討中であれば、正社員がバックレるときの注意点もあわせてご覧ください。

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人間関係に疲れる理由

人間関係に疲れる理由

なぜ人間関係に疲れるのか?」という根本的なことを考えると、ぶっちゃけ「気にしすぎ」と「問題の切り分けができてなさすぎ」かなとは思います。

「こいつ面倒くさいな…」とか「嫌いだな…」と瞬間的に思うことは誰にでもあると思いますが、それが原因で仕事を辞めたいとまでなるのは、「問題の切り分け不足」ですね。

人間関係というよりも、例えば「仕事のレベルが低すぎるからステップアップしたい」といった理由ならわかります。「自分がやりたい仕事じゃなかった」もアリですし、「給料増やしたい」も良いと思います。

でも、「上司と話しづらい」とか「部下と絡みづらい」みたいな理由で勝手に嫌になるのはもったいないですね。「嫌われてるかも」とまで思い始めたらもう「気にしすぎ」です。

何が言いたいかというと、人間関係が悪いと感じる陰には絶対に根本的な原因があるはずだということです。仕事のスキルだったり量だったり、全体のシステムだったり。

仕事上の根本的な問題を深く考えずに「人間関係」として蓋をしてしまうから、いろいろなことが絡み合って疲れるのではないか?と思いました。

つまり人間関係に疲れる根本的な理由は、「問題の切り分けができていないこと」では?ということです。

人間関係に疲れないコツ

人間関係に疲れないコツ

というわけで、人間関係に疲れないためのコツをお伝えしておきたいと思います。一言で表すと「割り切る」という話です。

ちょっと自己啓発チックになりますが、割と当たり前で見失いがちなこと。僕がアパレル業界で長年店長やエリアマネージャー、人事の仕事をして身に着けた処世術をお伝えします。

  • あくまで役割分担と認識する
  • 競争しない
  • 深刻にならない
  • 関係ないことは気にしない

あくまで役割分担と認識する

あくまで役割分担と認識する

仕事にはいろんな役職があります。上司や部下もいます。その全ては、あくまで役割分担のためです。

部下だからといって自分より下でも無いですし、上司だからといって自分より上でもありません。もちろん指揮命令の流れはありますが、あくまで役割分担と割り切るのが大切。

その人にはその人の仕事がありますし、自分には自分の仕事がある。上司がウザいとか部下がメンドクサイとか、ぶっちゃけどうでもいいです。そんなこと言ってないで仕事すればOK。

人間性が嫌いとか、好きだとか、それを考えたいなら仕事とは別のところで考えれば良いでしょう。それが仕事に影響しているなら仕事の人間関係の問題になるかもですが、大抵は分離させて考えるべきです。

例えば「上司が聞きづらい雰囲気を出してて仕事しにくい…」みたいなケースありますよね。その原因は人間関係じゃなくて、「自分の自身の無さ」です。

自分の質問や発言が的を得ているのか不安だから、「聞いて怒られないかな?」とか無駄なことを考えてしまって、勝手に聞きにくくなってるだけです。

解決方法は、「その仕事を棚卸して、わかりやすくて的を得た質問を作る」ですね。そのあたりがゴッチャになっていると、なんでも相手のせいにして疲れるだけです。

競争しない

競争しない

出世競争とか、仕事の速さとか、ぶっちゃけどうでも良いです。「あいつはあんなに仕事できるのに」とか「全然仕事できない奴がいて」とか、それを「人間関係」でくくって問題にするのはナンセンスです。

自分の仕事を正しくこなせていれば、競争なんて意味ないですよね。比べたところで、「で、どうする?」というお話です。そこは割り切って働きましょう。

明らかに自分のスキルが高いのに出世できないなら、転職すれば良いだけです。スキルがあるなら転職余裕です。

その場合、できれば理由を追求してからの方が良いと思います。ポジションが空いていない、人件費予算が足りない、実はスキルが足りていない。いろいろあるでしょう。

でもそんなことより、自分のスキルアップに本気だすのが建設的かなとは思います。

深刻にならない

深刻にならない

仕事に対して深刻になりすぎないことが大切です。アドラー心理学の本、『嫌われる勇気』がとても面白かったのですが、その本にこんな一説がありました。

「人生はいつもシンプルであり、深刻になるようなものではない。それぞれの刹那を真剣に生きていれば、深刻になる必要などない。」
『嫌われる勇気』より

まさにこれだなと思ったのですが、人間関係に悩む人は、「仕事=人生」みたいになってしまっているように思います。

しかもそういう人は大抵「どうでもいいこと」に深刻になっていて、本来の仕事の目的を見失いがち。

ぶっちゃけ仕事なんていくらでもありますし、ただのお金を稼ぐ手段です。「仕事を上手くやる」が目的ではないはずで「お金を稼ぐ」のが目的ですよね。その手段として、自分がなにを重視してどんな仕事を選ぶかです。

これまた割り切りましょう。

関係ないことは気にしない

関係ないことは気にしない

例えば自分の部下の仕事が滞っているなら、業務を円滑に回すために仕事を教える必要があります。

でも、仕事に関係ないことはどうでもいいですよね。その部下の人となりとか、生活とか、持ち物、その他。どうでもいいことまで仕事に結びつけて考えて、勝手に嫌いになる人がいます。

そこは、きちんと問題を切り分けましょう。仕事は仕事。その人の性格はその人の性格です。

仕事に必要なのは、あくまで仕事の遂行能力です。

例えばそれに身なりが関係するならそれも仕事の能力のうちですが、関係ないところまで評価に含めて勝手に嫌いになって「仕事の人間関係」に含めてしまうのは違うかなと思います。

人間関係が理由で辞める際の注意点

人間関係が理由で辞める際の注意点

ぶっちゃけ仕事なんていくらでもあるので、何が理由で辞めようが良いとは思うのですが…。「人間関係」が理由で仕事を辞める人は、いつかまた同じように辞めると思います。

さきほど『嫌われる勇気』の話を出したついでにアドラー心理学の考え方を借りると、「”辞める”という目的が先にあって、人間関係の悪さを理由にしているだけ」だからです。

心理学は置いておくとしても、これが本質かなと思っていて、僕は人が仕事を辞めるときは「人間関係」の影に隠れた理由があるはずだと思っています。

仕事上、退職相談にもたくさん乗ってきましたが、話を深掘りして行けば大抵は他の根本的な理由がでてきます。仕事の進めづらさ、純粋な仕事内容、給料、会社の場所など。

そんな感じで自分が「本当に辞めたいと思った理由」を具体的にしてから次の仕事を探さないと、多分また失敗します。

というのも、「人間関係」なんて仕事を探すときに自分では選べないからです。仕事内容、通勤時間、給料、そんなことは自分で選べますが、人間関係だけは選べません。

なので、人間関係を辞める理由にするのは人生にとって無駄なんですね。どうせなら次に生かせるように分析したほうが建設的かなと思います。

「人間関係」を理由にするのは一旦やめて、「自分が本当に仕事に求めるものはなんだ?」と考えたうえで転職するのがベストです。

あ、でも二度と働かなくていいなら、今すぐ辞めて良いと思います。

まとめ

まとめ

「人間関係」の言葉で蓋をしてしまうと、とたんに自分一人ではどうにもできなくなります。そんなどうにもできないことを深刻に考えたら、自分が損するだけですよね。

人間関係で辞める前に一旦「この会社、もうどうでもいいわ」と俯瞰でみてみると、意外とスッキリしてパフォーマンスが上がったり、根本的な原因が見えて解決することもあるかもしれません。

どうか良い決断を。

また記事内で少し引用した『嫌われる勇気』ですが、薦められて読んだら結構おもしろかったので、読んだことない方はぜひ。

仕事にフィーチャーした内容ではありませんが、今を生きる現代人のバイブルです。「原因とか人からの評価とかまじでどうでもいいから、前をむいて深刻にならずに生きろよ。あと承認欲求もくだらないから、考え方変えたほうがいいぞ。」みたいな考え方のお話です。

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