「ブラック企業は、面接を受けた段階で見抜けるのか?」
答えはYESです。この記事では、元々ブラック企業で採用を担当していた僕が、「ブラック企業の面接の特徴」をお伝えします。一言でお伝えすると採用担当に裁量がない企業は要注意。
あなたが面接を受けたあの会社、大丈夫ですか?
ブラック企業の人員状況

まずは「従業員満足度の低い企業」をブラック企業と定義しましょう。そうすると、前提として「ブラック企業はとにかく人が足りない」ことが考えられます。皆辞めちゃうからです。
僕が以前いたブラックなアパレル企業もそうでした。とにかく頭数を揃える事が第一でしたので、まともに日本語が話せれば誰でも採るようなタイミングだってありました。
応募してきた時点で「じゃ、採用で!」と言いたくなることシチュエーションだって何度も経験しています。ブラック企業は、それほど人が足りていないのです。
ブラック企業の面接の難易度は低い

つまり、ブラック企業は基本的に誰でも受かります。とにかくその職種の職歴が欲しければ、まずはブラック企業を狙うのも一つの手かもしれません。
さすがに僕はクシャクシャの履歴書をポケットから取り出してきた人は落としましたが、多少緊張して噛もうが、志望動機が雑であろうが、最低限の日本語と礼儀があれば採用されるでしょう。
ブラック企業は面接官のレベルも低い

過去、僕がブラック企業で一緒に働いていたマネジメントレベルの人の中には、「就業規則」の存在すらイマイチ知らない人もいました。もちろんその人も面接官を務めていました。
人がいないので、そんな人ですらマネージャーまで出世できるわけです。そんな会社、絶対に働きたくないですよね…。(僕は8年ほど働いていました。)
ブラック企業の面接の特徴

ブラック企業の面接には、かならず滲み出る特徴があります。「ん?」と思ったら要注意。こんな面接をする会社は絶対に避けましょう。
学歴には一切興味がない

良くも悪くも、ブラック企業は学歴不問です。とにかくソルジャーが欲しいから、学歴なんて気にしている暇がないからです。
少なくともあなたが20代の場合、学歴の話題に一切触れられなかった場合は、黄色信号です。
聞いてはならないことも聞いてくる

面接官がまともな教育を受けていないので、プライバシーに関わることを平気で聞いてきます。
- 家族構成
- 恋人やパートナーの有無
- 前職の給料
- 思想(尊敬している人)
- 宗教
こういったことを気にして聞いてくる会社は間違いなくブラックと言えます。まともに採用についてのレクチャーがあれば真っ先に習うであろうことが浸透していない=労働基準法も浸透していないことが予想されます。
具体的な数字の話は答えが返ってこない

「昇給はいつか?」「ボーナスの額は?」「求人に記載してある給与額は本当に保証されるのか?」
例えばこういった話を振ったときに答えを濁される場合、ほぼ赤信号です。少なくともその面接担当に即答できる権限がないor良く分かっていない=下っ端があなたを相手していると思ってください。
そんな会社入りたくないですよね。
質問の意図がよくわからない

話を深掘りしてくるわけでもなく、淡々と質問を繰り返し、紙に回答を記入するだけの面接官には要注意です。
各企業には、採用基準を合わせるために「面接質問集」のようなものが必ず用意されていますが、その面接官はそれを上から順番に聞いているだけの可能性があります。
その面接官には、質問をさらに掘り下げて人間性をさぐるとか、興味関心を探るなんて発想はありません。聞かなければあとで怒られるから聞いているだけです。
そんな空気が見えたら赤信号。社長がワンマンだったり、上司が超独善主義の可能性があります。
ブラック企業を面接で避けるには、面接官の裁量を探れ
ブラック企業は、ろくに仕事ができない、よくわかっていない人間が採用担当をしている場合が多いです。なぜなら人が足りないからですね。
もちろん給与交渉をしても無駄。権限がある人に正しく伝わるかどうかもわからず、おそらく叶わないでしょう。
具体的な数字の質問をしてみたり、「この人は何を考えてこの質問をしているんだ?」と考えながら面接を受けると、きっとブラック企業を避けられるでしょう。
あなたがまともな会社に当たることを、陰ながら願っています。
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