退職届の書き方完全マニュアル:テンプレート付き手順ガイド
退職届の書き方に不安を感じる方は少なくありません。 書式やマナーを間違えると、提出のやり直しを求められたり、 退職手続きがスムーズに進まないこともあります。 本記事では、退職届と退職願の違いから、具体的な書き方、封筒の準備、 提出のタイミングまでを完全解説します。
1. 退職届と退職願の違い
「退職届」と「退職願」は似ていますが、法的な意味が異なります。 退職願は「退職したい」という意思表示であり、会社側が承諾する前であれば 撤回が可能です。一方、退職届は「退職する」という確定的な意思表示であり、 提出後の撤回は原則としてできません。
| 比較項目 | 退職願 | 退職届 | 辞表 |
|---|---|---|---|
| 意味 | 退職の「お願い」 | 退職の「届出」 | 役職者の退任届 |
| 撤回 | 承諾前なら可能 | 原則不可 | 原則不可 |
| 効力発生 | 会社が承諾した時点 | 提出後2週間(民法627条) | 会社規定による |
| 使用場面 | 円満退職を希望する場合 | 確実に退職したい場合 | 取締役・公務員など |
ℹ️ どちらを出すべき?
一般的には、まず「退職願」を提出して上司と相談し、退職日が確定してから 「退職届」を提出する流れが円満退職のスタンダードです。 会社の就業規則で指定されている場合は、そちらに従いましょう。
2. 退職届の正しい書き方
退職届はシンプルな書式ですが、押さえるべきポイントがあります。 手書きが一般的ですが、近年はPC作成でも問題ないとする企業が増えています。 会社の就業規則を確認し、指定のフォーマットがあればそれに従いましょう。
記載すべき項目
退職届に記載する基本項目は以下の通りです。 冒頭に「退職届」と記載し、本文では退職日と退職理由を簡潔に書きます。 自己都合の場合、退職理由は「一身上の都合により」とするのが一般的です。 提出日、所属部署、氏名を記載し、宛名は代表取締役とします。
📊 退職届に関する調査
人事担当者へのアンケートによると、退職届の不備で再提出を求めるケースは 全体の約15%に上ります。最も多い不備は「退職日の未記載」と「宛名の誤り」です。
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無料でキャリア相談する3. 封筒の選び方と書き方
退職届を入れる封筒にもマナーがあります。白い無地の封筒を選び、 表面の中央に「退職届」と記載します。裏面の左下に所属部署と氏名を書きます。 茶封筒やカラー封筒はNGです。
用紙サイズはB5が一般的で、封筒は長形4号を使用します。 A4用紙の場合は長形3号の封筒を選びましょう。 三つ折りにして入れるのが基本です。折り方は、下から3分の1を折り上げ、 上から3分の1を重ねて折ります。
⚠️ よくあるミス
封筒の表面に「退職届在中」と書くのは不要です(面接時の「履歴書在中」とは異なります)。 また、のり付けして封をする必要もありません。 ただし、郵送する場合は封をして、さらに一回り大きい封筒に入れて送付しましょう。
4. 提出のタイミングと渡し方
退職届の提出時期は、就業規則に「退職日の1ヶ月前まで」と定められている 企業が多いです。法律上は2週間前で有効ですが、引き継ぎ期間を考慮し、 余裕をもって1〜2ヶ月前に提出するのがマナーです。
渡し方は、直属の上司に直接手渡しするのが基本です。 まず口頭で退職の意思を伝え、了承を得た上で退職届を渡しましょう。 いきなり退職届を渡すのはマナー違反とされることが多いです。
ℹ️ 退職届を受け取ってもらえない場合
上司が退職届の受け取りを拒否する場合は、内容証明郵便で会社宛に送付する方法があります。 内容証明郵便であれば、退職の意思表示を行った日付が法的に証明されます。 このような状況になった場合は、労働基準監督署や弁護士などの専門家に相談してください。